肌も筋肉も刺激するのが経絡リンパマッサージです。
経絡リンパマッサージは、リンパや血液の流れを改善してカラダの調子を整えていくもの。
人の体というのは肌の表面から、表皮、真皮、皮下組織、筋肉、骨といった順に構成されています。
経絡リンパマッサージの手技のひとつ、揉捏法という揉む手技を使って皮下にある筋肉をほぐしていきます。多くの人が気にしている皮下脂肪は、真皮の下の皮下組織に含まれており、筋肉はさらにその下になります。
揉捏法や叩打法で筋肉を刺激すると、筋肉の近くにある脂肪の燃焼に効果があり、キュッと引き締めることに役立ちます。
経絡リンパマッサージの簡単ステップ
ステップ1 押して「温める」硬くなった皮膚と筋肉を温める
セルライトは放っておくとだんだん硬くなり、その結果落ちにくということになります。
そういった、硬くなったセルライトをまずは、皮膚の表面から押して、にぎって温めてほぐしていきます。
ステップ2 さすって「流す」老廃物や水分の流れをよくする
さするというのは、溜まった老廃物や水分の流れを改善するために行います。
シェイプアップしたい箇所に手のひらを密着させて、各リンパ節に向かってさすっていきます。
ステップ3 もむことで「ほぐす」筋肉の血行を促し燃焼力をあげる
ステップ1よりもより大きく刺激する方法です。
気になっている箇所をもんで、もんで刺激を与え筋肉の血行を促していきます。
そうすることで脂肪燃焼効果が大幅にアップします。
ステップ4 たたくことで「引き締める」細胞を活性化し引き締める
手のひらを軽く丸めます。
パコパコとリズミカルにたたくことで、細胞を活性化し、皮膚を引き締めていきます。
たるんでいる箇所や特に引き締めたいという箇所をに有効的な方法です。
経絡リンパマッサージの基本手技の種類
まずはしっかりと経絡リンパマッサージの基本となる手技をしっかり学んで、コツをつかんでおきたい。
基本手技「さする」
二指軽擦法(にしけいさつほう)
中指と人差し指の2本の指を使って気持ちいいと感じるくらいの強さでやさしくさすります。
顔など皮膚の柔らかい箇所、狭い箇所に効果的。
手掌軽擦法(しゅしょうけいさつほう)
経絡リンパマッサージで最もよく使われるとされる手技です。
皮膚に手のひらを密着させてさすっていきます。
母指軽擦法(ぼしけいさつほう)
親指で少し圧を加えながら、気持ちいいくらいの強さでさすります。
主に経絡のラインを刺激する手技になります。
四指軽擦法(ししけいけいさつほう)
親指以外の4本の指を当てて、やさしくなでるようにさする手技です。
腕やお腹などに使われます。
基本手技「押す」
四指圧迫法(ししあっぱくほう)
親指以外の4本の指を皮膚に当てて、息を吐きながら気持ちいい程度の強さで押す手技です。
だいたい5秒くらいをかけて押し、5秒止めてから、5秒かけて戻すといった流れになります。
母指圧迫法(ぼしあっぱくほう)
ツボなどを押す時に用いられる手技です。
体重を使って5秒かけて押し、5秒止めてから5秒かけて戻すといった流れです。
手掌圧迫法(しゅしょうあっぱくほう)
手のひらを皮膚にピッタリ当てて、息をスーっと吐きながら気持ちがいい程度にゆっくりと押す手技です。
5秒かけて、5秒止めて、5秒かけて戻すといった流れになります。
基本手技「もむ」
母指揉捏法(ぼしじゅうねつほう)
手のひら全体を部位に当てて、親指に体重をかけて左右の手を交互に動かしてもみほぐしていく手技です。
把握揉捏法(はあくじゅうねつほう)
部位を両手でやさしく掴み、タオルを絞るようにもむ手技です。
筋肉のこりや経絡の滞りを改善していきます。
基本手技「たたく」
拍打法(はくだほう)
手のひらの中央をくぼませてパコパコと音がするくらいの、気持ちのいい程度の強さで交互にたたく手技です。
※経絡リンパマッサージの基本や手技を知るために参考にした情報です。
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